にんじんとそばの実のタタン

とろけるように柔らかいにんじんをキャラメリゼして、そばの実を混ぜたサクサク生地の上にのせてみたら絶品タタンができました。

にんじんだけでなく、季節の野菜を使っては様々なバリエーションで何度も繰り返し作っている　お気に入りのレシピの一つです。今回はマルシェでオレンジ、黄色の色鮮やかなにんじんを見つけ、二色を混ぜて調理したらきれいなのではと思いつきました。ここで重要なのはタタンをオーブンに入れる前にフライパンでにんじんをグラッセ¹食材をバターや砂糖と一緒に煮込んでつやを出すことすることです。こうすることで、カリカリではなくてトロトロな食感に仕上がります。タタンの生地はいつも通りアリス・ウォータース（アメリカ人シェフ・レストラン経営者・作家）のレシピで、とても簡単なのにサクサクに仕上がるので気に入っています。今回、新しい試みとしてそばの実を生地に混ぜてみました。自分で言うのもなんですが、これが大成功！

材料(4人分)

タタン生地:

• 小麦粉　200g
• バター　130g
• 冷たい水　7.5CL
• カーシャ²ロシア語やウクライナ語で穀物を炊いたもの(おかゆ)の総称を指す。その中で一番有名なものはそばの実のカーシャ又は殻入りしたそばの実 　大さじ3 　
• フルール・ド・セル　または塩

フィリング:

• にんじん（オレンジ・黄色・紫などお好みの色を）大4～5本
• バター 　1つまみ
• 砂糖 　大さじ4
• 有塩バター　 20g
• オリーブオイル
• 塩胡椒
• カーシャ 大さじ1

作り方

• １生地作り : バターを角切りにし冷凍庫で10分ほど冷やす。ボウルに小麦粉を入れ、そこにフルール・ド・セル少々を加えてさらにバターを加える。指先を使ってバターと小麦粉を混ぜていく。バターの固まりが小さくなってきたらそれを中に残しながらまとめる感じで作業する。そこに冷水とカーシャを入れ、丸くひとまとめにして冷蔵庫で1時間以上休ませる。
• ２にんじん :汚れがついてたら軽く水で洗う。皮をむいて縦半分に切る。フライパンにバターとオリーブオイルを熱して、中火で片面2～3分ずつ両面を焼く。塩・こしょうで味を調える。フライパンの高さに合わせて水を加えて、蒸発させる。その後にんじんを包丁で刺して焼き加減を確認する。火が通っていない場合は水を少し足して、さらに火を通す。
• ３。直径24cmのタタン型または耐熱性のフライパンに砂糖を入れ、軽くカラメル状になるまで加熱する。有塩バターを加えたら火からおろす。にんじんをカラメルの上に並べていく。この時、隙間ができないように気をつけて詰めながらきれいに並べること。
• ４．小麦粉を振った台の上に、冷蔵庫から出した１の生地をのせる。生地を型より少し大きめの円盤状にのばし、フォークで生地に穴をあける。３のにんじんの上に生地をのせ隙間なくかぶせたら端の余った生地は内側に織り込むようにしまう
• ５．190℃で25～30分、タタン生地にきれいな焼き色がつくまで焼く。オーブンから取り出したら5分後にお皿に出し、カーシャをふりかける。熱いうちに召し上がれ！

• 1
  食材をバターや砂糖と一緒に煮込んでつやを出すこと
• 2
  ロシア語やウクライナ語で穀物を炊いたもの(おかゆ)の総称を指す。その中で一番有名なものはそばの実のカーシャ